サイドプロジェクトという考え方

昨今、本屋さんでもよく目にするようになった「副業」というキーワードですが、サイドプロジェクトという呼び方をしている作家の方がいて、素敵だなあと思ったのでご紹介します。

韓国の獣医師さんで、女性の著者さんです。


「副業」いいますと、どうしても本業だけでは収入が足りないからもう一つ仕事を持って稼ぐ、といったような、ちょっと余裕のない響きも感じませんか?

それを「サイドプロジェクト」という言葉に置き換えてみるとどうでしょう。

そうか、これはプロジェクトなんだ!絶対やらなきゃいけないことじゃないけど、やりたいからやっている、人生に彩りを添えるものなんだ。という気がして来たのです。

実際、この本を一読しただけで何か素敵な副業のアイディアが降ってきたとかそういうことはなかったですが、このサイドプロジェクトという考え方に出会えたことは大きな収穫だったなあと思っています。

(何だかんだ言って副業っていう言葉も好きなので、これからもどんどん使ってはいきますが。)

収穫といいますともう一点ありまして、

サイドプロジェクトは週末というよりも、むしろ平日の帰宅後にやる。

という考え方なんですね。

サイドプロジェクトを週末にやろうと思っても、いざ土日になると、なんか気合いが入りにくかったりしませんか?まだまだ時間あるし〜と思ってコーヒー入れたり、ちょっと掃除したりしているうちに、「あれ、何やってたんだけ」ってなってしまったり。私は思い当たる節があります。

その点、平日の夜となるとどうでしょう。タイムリミットがはっきりしていますよね

なので火がついたように集中してサイドプロジェクトに取り組めるわけです。仕事から疲れて帰ったのにまた何かやる元気なんてない・・と初めは思うかも知れませんが、サイドプロジェクトには好きな活動を選ぶわけですから、最初は面倒くさくても、始めてしまえばこっちのものです。

私はこれまで平日の夜と言うと、漫画を読んだり、 YouTubeをみたりしていました。ああいうのって、なぜか時間が飛ぶように過ぎていってしまうんですよね。

それで、一日が終わる頃には、「ああ。今日もまた意味のあることは何もしないままに終わってしまった。私の人生が変わる見込みなんかこれからもないんだ。」みたいな、結構な絶望感に襲われたりします(笑)

漫画もYouTubeも悪くはないのですが、それは週末のお楽しみにとっておくとして(ただ無目的に楽しむ日も大切)、あえて平日の夜は自分が有意義だと感じられる活動に当ててみると、何かいいことをしたような、これによって人生が変わっていくかも知れないといったような、そこはかとない充足感を感じることができています。

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